芳香風蘭無限彩Ⅲ

実生・富貴蘭の専門園 「駿河待庵」 のブログです。 

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花纏の縞

本日UPする品の詳細情報です。

ひとつは金華山*奄美豆葉の交配種を2本分です。

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2株とも同じ種からの兄弟になります。

1本は紺性薄く、小柄で奄美らしくありません。

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金華山譲りの根の綺麗さがあるので、柄がよくなればいい木になるでしょう。

もう1本はいかにも奄美といった容姿です。

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かなり柄が良くなりそうな予感がしますが、サイズは益々大きくなると思います。

もうひと品種は「大聖海」と「無双丸」の交配種です。

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派手派手だったので2作ほど様子を見ていました。

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おもろいことに下葉暗みながら、淵に僅かに虎を残してきています。

覆輪のように見えます・・・。

この先どう変化するかは作ってみなければ分かりませんが、
ひじょうに面白い芸を見せてくれています。

以上の3点は本日、通販へUPしますので、よろしくお願いいたします。

ついでに・・・

寄せ植え2作で花が咲いた「花纏」もUPしておきます。

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この記事を書いている時点では花は落ちましたが、

蕾の中はカラッポで本芸の花が付いていました。

以前にも書きましたが、この品種は実生が不可能ですから、
メリクロン増殖です。

このメリクロン苗からは不思議なことに白縞がポコポコ生まれています。

この苗もまだ2作ですので、この先縞が出るかもしれません。

最近は花纏も安くなってしまったようですが、縞が期待できるとなれば
別な楽しみもありますので、作りこんでみる価値はあると思いますよ。

春出し苗の情報をもう1本!

「花纏」のメリクロンから偶然できた白縞個体です。

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この木自体はちょい縞なのですが、

培養中この木から上柄が出てきた経緯があります。

柄の良い木は外して更に培養中です。

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なので、この木を作っていれば柄の子がポツポツと出てると思います。

もっと培養して子を増やしたかったのですが、
瓶の中で苗が大きくなってきて葉がボトルに触れるようになってきました。

以前にも書きましたがそうなると瓶に触れた葉は急速に枯れてきます。

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この木も途中の葉が1枚すぐにでも落ちそうです。

途中の葉が抜けていると商品価値も下がりますが、
いちおう販売価格を考慮中です。


今日は暑いくらいですね~。

風が強いので午前中にたっぷり水やりしたのが午後には乾いてきました。
以前にも書きましたがこの循環が最適です。

多分、明日は雨(低気圧)の接近で苔の水分を吸い上げてくれるでしょうから
また苔が乾いて水やりができます。

翌、木曜日には雨が降りますから、施肥するタイミングとしてはバッチシです。

もうすでに品種問わずに新根が顔を出している頃でしょうから、
実生苗にはまず「活力剤」を使って気合を注入してください。
施肥はその後でいいです。

さて、本日の鉢上げ品(新品種)を掲載しておきます。

まずは「建国殿・縞」。今年は建国殿はコレ1本だったかな。

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白縞気味なのが気に入ってますが、軸が薄くて青軸みたいに見えるので、
あまり、らしい木ではありません。源平ですしね・・・。

お次は「松の誉・縞」

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実は青のボトルに紛れていた1本でボトル販売を免れた貴重な1本です。

子供に派手な柄が出ています。青の親でもってくれるでしょう。

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派手柄の子が2本。

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根の奥には更にもう1本!

3~4年作り込めばいい木になってくれるんじゃないでしょうか。

そして「玉金剛の縞」。

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なんとこの苗も青のボトル苗群から見つかった1本。

地味すぎて選別から漏れました。

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良く見たら、根の奥の方にごちゃごちゃと柄の子が控えています。

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これも作り甲斐のある1本になりそうですね。

やはり実生の交配種は「青」でも侮れないという良い証拠になります。

以前から書いてきましたが・・・一番安上がりに実生を楽しむ方法としては、
「縞と豆葉の交配種F2の青」を安価で購入してじっくり時間を掛けて作り込む方法です。

いつかは縞が出ると信じれば、出ます。

それが5年先か10年先かは運次第・・・。

それでかなり気長に毎年楽しめる。

宝くじなら抽選が終われば紙屑ですが、
フウランは生きている限り毎年が抽選ですからね!

そんな楽しみがあれば人間も自然と長生きします。

さて、話がそれましたが、最後はボトルで売れなかった「花纏の縞」です。

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綺麗な白縞ですが、消えてきてしまっていますんで、しょうがないですね・・・。

これは根気強く当棚で作り込んでみます。

恐らく個人的な予感では、いつか上柄の子が出てくると思うので・・・。

メリクロンの「花纏」としては、いままでで一番大きな苗なので、
花もどうにか早目に確認したいものです。

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