芳香風蘭無限彩Ⅲ

実生・富貴蘭の専門園 「駿河待庵」 のブログです。 

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その他豆葉の縞

少し前に「聖無双」で同じような芸の個体がありましたが、
こちらは「大無双」との交配種です。

PB130006

紅無双タイプの葉型が欲しかったのですが、
そこまで愛嬌ある木姿ではなさそううです。

無双丸(聖無双)のようには大きくはならないでしょう。
おそらくコンパクトなサイズで行くと思います。

先の「聖無双」同様に黄虎が出る前に紺縞が出てきました。

PB130005

作年のボトル出しで、かなり明るめに作ったので、
虎が出るならとっくに出ていると思いますが、
黄虎なしの縞だけタイプかもしれません。

こちらの木も通販UPさせていただきますが、
掲載は明日以降となりますうで、よろしくお願いいたします。

当園では斑縞交配の豆葉の縞が多くあります。

皆さんが想像するよりもずっと多くの品種で実験交配をしてきました。

何回か書いてきましたが、そのほとんどは失敗に終わります。

それでも斑縞の長葉が出れば作り込んできました。

例えば、富嶽と紅孔雀の交配では、富嶽に戻ってしまう個体が山のように生まれ出ます。

長葉でも縞があればすべて作り込んできました。

3~4年でかなりの大きさになるので、そこからまとめて出荷という手段になります。

斑縞は見た目がきれいですから、それにいい香りの花でも付いていたら、
富貴蘭の趣味家でなくとも手が出ます。(安ければですが・・・。)

一時はそんな木がとてつもない量で存在しました。

なんせ毎年毎年どかどか出るわけですから、
あっと言う間に作場は満杯状態です。

恐らく何千単位で作ったと思います。

とにかく数を見てきました。

そんな中で斑縞~覆輪へ移行していく木を何本も見かけました。

大量にある富嶽を1本1本丁寧に観察して作る訳ではないので、
どのように変化してそうなったのかは?でした。

出荷を前に植え替えようかと持ち出すと、覆輪になっている・・・
そんな感じです。

相当に低い確率ではあるものの、確実にそういった変化が見られる。
これは自分なりに確信を持っています。

そういったことから、斑縞の豆葉から覆輪へ移行する個体が
必ずや出てくるという自信があります。

最近では「豆葉の斑縞は飽きたよ」などと言われてしまうのですが、
今でもせっせと種を撒いているような訳です。

とはいえ、ほとんどが販売してしまうので、
はたして本当に存在しうるのかどうかが?です。

なんとなくいい雰囲気の木は毎年のように出てきます。
覚王山なんかはいい感じの木が多くありました。
今頃どんなんなってるかな~といつも考えています。

もし皆さんの御棚で面白い変化が見られるようなら、
教えていただければ幸いです。

そんなこんなで、長々と書きましたが・・・

今日は面白そうな2本をご紹介させていただきます。

1本目は「覚王山」です。

こんなん作れるかいというような派手柄でしたが、
子に面白い柄が出てきました。

PB130010

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親の派手さはすごいもんです・・・。

柄は片側だけですが、覚王山にしては面白い紺縞になっています。

まあ覆輪というわけでは無いと思います。

もう1本は今年のボトル出しで、一番気にして「玉金剛の縞」です。

PB130016

こういう柄を見るとぞくぞくしてきます。

PB130017

ただ残念ながら次の葉で少しばかり寄ってきちゃっています。

いちおうサイトUP品ですが、お値段やや高めに設定させていただきます。

自分でも経過を観察してみたい欲が少しばかり出てきました。

以上の2点、通販サイトへは明日以降の掲載になると思います。

よろしくお願いいたします。

2年ほど前の記事です。

鶺鴒交配の豆葉ですが、今日の1本はその兄弟にあたる木です。

PB020020

虎芸の葉に紺縞が出現しました。

親と子にも同時期に出てきていますので、珍しい現象ですね~。

この先が楽しみな1本です。

何か良い名前でも付けていただけると嬉しいですね。

この木は通販サイトへアップさせていただきますので、
どうぞよろしくお願いいたします。





いままであまり出回っていないであろうと思われる豆葉の縞を数点。

【松の誉】

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3本にちょい柄、当たりにも柄が確認できます。

先々有望株!!!

【十二単】

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源平に出ていた柄が徐々に消えてきました。

ただ、こういった場合は復活します。

親というよりも子に出てきますから、じっくり気長に行くのが正解!

【無双丸白縞*金孔雀】

これは少し特殊な事情・・・。

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金孔雀の芸は出ていません。

昨年の鉢上げで陽を採っていないのですが、いまの状況からすると虎は出ないでしょう。

その代わりに上から白縞が出てきました。

木姿が金孔雀風で白縞といった感じかな???

以上3点は通販へUPします。
よろしくお願いします。

以前書いた記事ですが・・・

この時写真に使ったボトル苗が「淀の松」でした。

今春ボトル出しして3苗ほど置いておきました。

皆さん興味津々でしたが、こういった苗は弱くひと夏越すか判らなかったので、
積極的にはお勧めはしませんでした。

それでも来園された方に2苗は売れてしまいましたが、
1苗はひと夏様子をみて通販へと考えていました。

どうにか酷暑の夏も越えて、この先も十分作れそうになってきました。

PA090023

あとは縞が出るのを辛抱強く待つだけですが、
生き物ですから100%出るとは言えませんので、
そのあたりはご承知おきください。

もし少しでも出ている木を!
とのことでしたら、ちょい縞があります。

PA090032

ちょうど上から出てきたところです。

こういった木はいつか子に上柄が出たりするので、
本当に楽しみながら作ることができます。

以上2点は通販サイトへのUP品です。
よろしくお願いいたします。




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