【目肥え】・・・なんだそりゃ?
そういう声も聞こえそうですが・・・。

何回かブログにも書いてきましたが、よく見てあげることが一番の肥料になるという事です。

私は高校の3年間農業を学びました。
風蘭栽培はカリキュラムにありませんでしたが、
果樹、花卉、野菜、水稲、養鶏・・・いろいろと経験しました。
自慢じゃないけど、今でも野菜は無農薬無化学肥料でりっぱに作れます。

農業を学ぶ場合本家本元の農家へ実習に出向くというのは大いに勉強になります。
私も何回か農家へおじゃまして実体験を経験しました。

その中、1件の果樹農家へお邪魔した時に驚いたことがありました。
そのお宅の御主人は日々木々に声を掛けていたのです。

こうしてあげるといい果実が採れると言われていました。
当時、若かった私は「そんな馬鹿な」と腹の中で笑いました。

でも後々、真剣に作物と向き合う方ほど同じようなことを口にする事に
気が付きました。

高校卒業後、道を180度方向転換して、今でいうIT系に進みました。
就職したのも通信事業会社でした。
作物とは全く無縁の人生を送っていましたが、
やはり縁があったのかこの仕事に着くことになりました。

そして作物と真剣に向き合うようになって、様々な気づきに出会いました。
植物が人間に教えてくれることが多々あるのです。

今では植物にはそれなりの意思があると思っています。

近くのイチゴ農家の方がイチゴにモーツァルトを聴かせています。
そういった話は一種胡散臭く必ず「イチゴに耳があるのか?」と言われる方が出てきます。

イチゴに耳があるはずはないのですが、音楽としての波動を感じ取っていたとしたらどうでしょうか?
モーツァルトは自然界からの波動を感じて楽譜を起こしたという話もあります。
我々も全て波動を持っています。
石ころも人工的に作られた家具や家電製品も全て独自の波を持っています。
それが合う合わないという事も当然あります。
人と人とも波動が合わなければ、判りあえませんが、植物と人とも同じだと思います。

ですので、フウランも自分の世話をしてくれる人が誰なのか判っていると思います。

私が縞の可能性がある青の豆葉を販売するときに、
「縞出ろ出ろと声かけてください」などと言ったりします。
お客さんは笑って帰りますが、ほとんど本気で言っています。

まあ声を掛けないまでも目は掛けてあげてください。
日々よく見ていると必ず何かに気づくことがあります。
見れば見るほど気づきは沢山出てきます。
本気で実践した人しか判りません。