芳香風蘭無限彩Ⅲ

実生・富貴蘭の専門園 「駿河待庵」 のブログです。 

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実生フウラン栽培7つのポイント

かなり暖かな冬の始まりですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

寒い地域の方は既に冬越しの準備は万端と思います。

さて、今年から初心者向けに栽培方法について書いてきましたが、
今回は冬越しについてです。

初心者の方は一番難しい部分と考えている方が多いようです。

特に「実生苗」については冬で失敗したという声も多く聞きます。

恐らく一番の原因は水やりだと思います。

実生は極端な水キレを嫌いますので、既存のフウランと同じように管理すると失敗する確率が高くなります。

何年か冬を経験した実生品ならばある程度は持ちます。

一番注意が必要なのが「今春のボトル出し苗」です。

つまり一度も水キレと冬の寒さを経験していない苗です。

経験上「寒さ」については-4度や-5度程度は十分に耐えます。

問題は湿度です。

寒さ+乾燥でやられるケースが多いように思います。

当園ではここ数年は加温管理をしていません。

一番寒い時期で氷点下3度程度にはなります。

それでも苔が乾燥すれば普通に水やりをします。
もちろんたっぷりとやる訳ではないですが、そこそこ苔が湿る程度にはやります。

念のために翌朝の最低気温は確認しておきます。

極端に冷え込む予想が出ていれば見送ったりもします。

いつだったか案外多めに水やりした翌朝に氷点下4度まで下がったことがありましたが、
実際には何のダメージも受けませんでした。

ただ1点!

洋種交配はダメです!!!

これだけは寒さには弱い傾向がありますので、十分ご注意ください。
(※ もちろん洋種の種類にもよると思います)

水やりしたら注意したいのが半日程度かけて水気を飛ばすという作業です。

特別な事をするわけでは無く、温室ならば窓を全開にするだけです。
芯に水たまりなどできないように夕刻までには水気を飛ばします。

当地は幸いにも風が強いので数時間でスッキリします。

また時間があれば、苔の乾燥具合や水やりの程度、水やり後の苔の具合など動画でUPします。

一番確実なのが発砲スチロールへ入れ込むという方法です。

何年か前に「自然と野生ラン」誌に具体的な方法が掲載されていたことがあります。

その方法は鉢から取り出して箱に詰め込んで、一冬蓋も開けないという方法でした。

これでもいいのですが、初心者は失敗する確率が高いので注意が必要です。
十分に慣れた方ならいいと思いますが、案外リスキーです。

春になって蓋を開けたら葉が全部落ちていたという方を何人も知っています。

私がお勧めしているのは、大きめのスチロール箱に鉢のまま入れる方法です。

夕方に密閉して、翌朝蓋を開放します。

開放するのは昼間は気温が上がるためです。

蓋を開けた時にさっと霧吹きしてあげます。

芯に水がたまらない程度です。

雨の日などが気温の変化が少ないので蓋を閉じたままでもOKです。

少し手間ですが、これをやってあげると、真冬でも葉がみずみずしい感じです。

もちろん休眠状態になりますが、春の動き出しが早いと思います。

みずやりは霧吹きだけで、十分です。

冬越しが心配な方は一度試してみてください。

何かご質問等ありましたら、遠慮なくご一報くださいね!!!

【目肥え】・・・なんだそりゃ?
そういう声も聞こえそうですが・・・。

何回かブログにも書いてきましたが、よく見てあげることが一番の肥料になるという事です。

私は高校の3年間農業を学びました。
風蘭栽培はカリキュラムにありませんでしたが、
果樹、花卉、野菜、水稲、養鶏・・・いろいろと経験しました。
自慢じゃないけど、今でも野菜は無農薬無化学肥料でりっぱに作れます。

農業を学ぶ場合本家本元の農家へ実習に出向くというのは大いに勉強になります。
私も何回か農家へおじゃまして実体験を経験しました。

その中、1件の果樹農家へお邪魔した時に驚いたことがありました。
そのお宅の御主人は日々木々に声を掛けていたのです。

こうしてあげるといい果実が採れると言われていました。
当時、若かった私は「そんな馬鹿な」と腹の中で笑いました。

でも後々、真剣に作物と向き合う方ほど同じようなことを口にする事に
気が付きました。

高校卒業後、道を180度方向転換して、今でいうIT系に進みました。
就職したのも通信事業会社でした。
作物とは全く無縁の人生を送っていましたが、
やはり縁があったのかこの仕事に着くことになりました。

そして作物と真剣に向き合うようになって、様々な気づきに出会いました。
植物が人間に教えてくれることが多々あるのです。

今では植物にはそれなりの意思があると思っています。

近くのイチゴ農家の方がイチゴにモーツァルトを聴かせています。
そういった話は一種胡散臭く必ず「イチゴに耳があるのか?」と言われる方が出てきます。

イチゴに耳があるはずはないのですが、音楽としての波動を感じ取っていたとしたらどうでしょうか?
モーツァルトは自然界からの波動を感じて楽譜を起こしたという話もあります。
我々も全て波動を持っています。
石ころも人工的に作られた家具や家電製品も全て独自の波を持っています。
それが合う合わないという事も当然あります。
人と人とも波動が合わなければ、判りあえませんが、植物と人とも同じだと思います。

ですので、フウランも自分の世話をしてくれる人が誰なのか判っていると思います。

私が縞の可能性がある青の豆葉を販売するときに、
「縞出ろ出ろと声かけてください」などと言ったりします。
お客さんは笑って帰りますが、ほとんど本気で言っています。

まあ声を掛けないまでも目は掛けてあげてください。
日々よく見ていると必ず何かに気づくことがあります。
見れば見るほど気づきは沢山出てきます。
本気で実践した人しか判りません。






ユーザーの方からのお問い合わせで・・・「活力剤はどうですか?」
との質問を受けました!

当園の無菌培養時に使用する肥料は粉末のハイポと記しました。

活力剤についは書きませんでしたが「HB-101」を使用しています。
場合によって「ネオグリーン」を使いますが、前者は必ず培地に混ぜます。

高価な割に効き目が判らない?という声も聞きますが、
無菌培養の培地テストでは高い効果がありますので、
当然鉢上げ後にも効果が期待できると思います。

以前は初心者の方にこんな使い方をお勧めしておりました。

春、根が動きはじめたらすぐに「活力剤」を散布!
このタイミングを見逃さないこと!!!

その後1週間後にハイポ液肥1000倍を散布。

以降、真夏の高温期までは毎週これを交互に繰り返す!

秋、彼岸過ぎたら10月いっぱいは10日に一度の割で同じように交互に散布!

これ案外手間ですんで実行できる方は少ないです・・・。

でもこれが出来ると初心者の方でも実生苗は上手に作れます。

作りに自信が持てるようになってくると、

発酵油粕に移行する方、トップドレッシングが良さそうだという方・・・いろいろです。

施肥に関してもご自分の棚に合った作り方が一番ですので、いろいろ試されてみるといいと思います。


先日の記事「実生苗の購入時期と5年の辛抱」をご覧いただいた方からお便りがありました!

10年作れば本チャンと区別がつかないととのことだが、なかなか線の細いままで・・・。

とのことでした。

そういった方は少し肥料を増やしてみてください。

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昨日、植え替えながら「これちょうど10年だ!」という木がありました。

「天玉宝」のセルフです。

単体の写真だと判りにくいかもしれませんが、これを実生だと気付く人はまずいません。

私が持っているから「実生だろう」と感じる程度で本チャンとの区別はなかなかつかないはずです。

白虎などは施肥で柄が抜けてしまう場合がありますが、無地の豆葉ならそうとう濃い肥料でも構いません。

どんどん施肥して太らせましょう!

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