先日、ブログをご覧いただいた方から「プロトコームとは何ですか?」とのご質問をいただきました。

判りやすいように写真つきで書いてみます。

風蘭の実生の場合、秋口に種を撒いてちょうど今頃にプロトコームという緑の塊ができてきます。
ひとつの成長点に緑素が出て来たところです。

PB280008

↑ これを「プロトコーム」といいます。

これが更に成長すると ↓

PB280006

(ピンボケですみませんが・・・。)

徐々に葉を形成していきます。
培地の下では根も伸びつつあると思います。


最初の写真で緑色の個体と白っぽい個体があると思いますが、
通常は緑色です。それが正常な状態。

白っぽいのは殆ど幽霊に終わる個体です。
緑素が無いのです。

たまに最初だけすっごく派手な苗で徐々に上柄の縞になっていくこともありますがごくわずかです。

当園では年明け後にこのプロトコームの状態のモノを1個づつピンセットで拾って新しい培地へと移植していきます。

老眼にはとても辛い作業です。

1時間も続けると「どぅわ~」と叫びたくなってきますが、お仕事ですので我慢して2時間くらいは頑張ります。

連続して作業するのはその程度が限界です。

でもここでどれだけ数を拾えるかが勝負になります。

つまり数打ちゃ当たるという事です。

毎年「コレ」と決めた品種は懸命に数を拾います。

空振りに終わることの方が多いのですが、当たりが出ると嬉しいものです。

実生について基本的なご質問も大歓迎です。

いつでも遠慮なくご一報くださいね!