芳香風蘭無限彩Ⅲ

実生・富貴蘭の専門園 「駿河待庵」 のブログです。 

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遅くなりました。
申し訳ありません。
今年も通販を再開させていただきます。

取り急ぎ7点ほどUPさせていただきます。

まずは、「玉金剛の縞」を2本分。

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木は若干小さめですが、内1本は覆輪になりそうだったので、
観察していました。

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ちょっと上から散ってきてしまいました。
でもまあこの先も楽しんでいけそうかな?

お次は昨年の鉢上げ1作苗の「牡丹錦*金牡丹白縞」交配種。

P6170027

この交配種はとても面白く、牡丹芸で出てくる個体、
覆輪になっていく個体、散り斑のような個体・・・
いろいろ変化に富んでいて「掴みどころがない」といった感じ。

今回のUP品は鉢上げ時点では、金牡丹芸だったものが、
徐々に散り斑気味に移行してきています。

なかなか弱い苗なので、作りにくい部分がありますが、
この木はその中でも比較的しっかりしている方です。
(と言ってもかなり線の細い木です。)

鑑賞用というよりは、実生の種木用に考えた方が面白いかもしれません。

昨年から仮名として「月澹(げったん)」としてありますが、
似た名があるようでしたら、考え直しますので教えてください・・・。

お次は、「大聖海*奄美の豆葉」交配種。

P6170043

これは最上柄です。

奄美ですので、この先大きくなります。

陽を採ればますます冴えますが現状紺縞が出てきていますので、
縞で落ち着かせたいなら、あまり晴ざすのもどうかと思いますが、
まあ、好きづきですから、お好きなように作りこんでくださればよろしいかと思います。

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同じ種からもう1本は、青です。
黒々と色素が濃いタイプですが、ここから縞が出ると、
コントラストとしては見ごたえがある1本になります。
確実に縞が出るとは言えませんが、この交配ではいい確率で縞が出ているので、
気長に作りこんでみるのも面白いと思います。

お次は「大聖海*玉童」の交配種です。

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現状、虎が冴えてきたところですが、ちらっと縞の気配もあるような感じがします。

小さな豆葉がお好きな方は、先々いい木になると思うのでお勧めしておきます。

あとは1本立の「覚王山」を1本UPさせていただきます。

今季は掲載できる期間も短いですが、よろしくお願いいたします。


腰痛に関してご心配のメールを何通かいただきました。

ありがとうございます。

既に老体に差し掛かっている身ですので、
いろんな処が痛んできています。

腰痛にも原因がいろいろあるようですが、
私の場合は「尿路結石」が原因であるのは自分で判っています。

背中に石が止まっている時点で痛み出すのですが、
そうなると行きつけの治療院で膀胱まで下してもらいます。
そこからは自力で石を出さねばなりません。

石が出るまでずっと痛むので、水分たっぷりとって
30分置き位にせっせとトイレに通っていますが
今回の石は手ごわくて、なかなか出てきません。

おっと、余計な話が長くなりました。

先日の「轡」交配の記事で質問がありました。

最近では「大聖海」の芸についてご存知ない方も多いようです。

「黄虎が暗んで縞が出るとは具体的にどんな風なの?」ということでしたが、

今日通販用に植え替えていた木が良さそうだったので、
写真を撮ってみました。

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↑ こちらは「奄美の豆葉」と「大聖海」の交配種です。

奄美らしい大型の豆葉になるのですが、現状陽を強く取ったので黄虎綺麗です。

この木は暗む前に縞が流れてきました。早いです。

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ちと見ずらいですが、後暗み縞が出る場合は下葉に出てくることが多いかな?

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こっちは「大無双」と「大聖海」の交配種です。

こちらの方が見本には適しているかもしれませんね。

やや虎を残しつつ暗んできています。

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所々に縞気配が出てきています。

下葉に出るのは、ほぼほぼ地味な縞です。

ただ、ある時急に子供に上柄が出たりするので、
作り込むと面白い変化に当たることもあります。

急にひょっこり縞で出る子は、黄虎にはなりませんで、
そのまま縞個体で継続します。

実生は「こうなる」と一くくりには捉えられないので、
難しくもあり、楽しくもあり・・・ですね。

では、とりあえず今日はこの辺で失礼します。

すっかりご無沙汰で忘れられそうなこのブログですが・・・。

陽気も良くなって、風蘭には楽しみな季節になりました。

私事で恐縮ですが、春先に腰を痛めてなかなか辛い日々を送っております。

ボトル出しも未だ完了できずにいます。トホホ・・・です。

昨年書いたと思いましたが、ボトル苗が夏の暑さにやられて、
半分ほどダメにしちゃいました。

幸か不幸か???ですが、鉢上げ作業が少なくて済むのが幸いです。

そんな訳で、今年は売り物が極端に少ないので、通販の売り物も少ないと思います。
ご覧いただいいる皆様には申し訳ないことで、すみませんです。

とりあえず、この春に出した面白い苗を3点だけご案内させていただきます。

1本目は「轡虫」と「大聖海」の交配種。

現状、黄虎ですが後暗んで縞を期待したい品種です。
今年初めての品種ですから、縞の出る確率は?です。

3~4年は継続して出してみないと判りませんね。

一応今年も縞が出た個体はあったので、それなりに期待は持てると思います。

「玉聖」と同じような傾向だと考えていいのかな?と思ってはいます。


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2本目は「牡丹錦」と「金牡丹白縞」の交配種。
今年の苗はいい苗ができています。

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金牡丹芸もルビー根も縞も出ています。

3本目は、「富嶽」と「紅無双」の交配種。

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昨年まで販売していた「青牡丹」との交配種と似ていますが、
こちらの方が根がしっかりしていて丈夫に見えます。

いずれも店頭販売分は残りわずかですが、
通信販売(半作後の秋になりますが)の分も確保してありますので、
遠方の方は秋の通販を楽しみにしていてください。

春の通販再開はボトル出しが完了したら、ボチボチ始めたいと思います。

多分、来月に入ってからになると思いますが、いましばらくお待ちください。

今年もご覧いただきまして、ありがとうございました。

例年通り、冬場は通信販売は休業します。

再開は来年の5月下旬ごろと思います。

夏場に発生した大量のコンタミの影響で来年の苗はかなり少なめです。

何故かいいモノからカビが出ましたので、売り物はとっても少なくなりそうです。

来年の商売は、ほぼほぼ諦めました・・・。

しょうがないので再来年用の移植(この秋に種を撒いた分)に精を出すつもりです。

こっちは新種がいろいろ揃っているので、頑張り甲斐がありそうです。

先日から急に冷えてきましたが、皆さん体調管理には十分お気を付けください。

実生苗の冬越などご質問がありましたら、遠慮なくメールしてください。

少し早いですが、良いお年をお迎えください。







早いもので今週末には師走の訪れです。

今年もご贔屓いただきまして、誠にありがとうございました。

今回のUP品が今年の最後の通販UPとなります。

最初は「玉金剛の縞」を2品。

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ヤフオクにUPしようとしたのですが、
以前と勝手が違って、面倒になってしまいましたので、
そのまま通販へUPします。

1本は、ちょい柄の苗。
春出し苗なので確定ではないのですが、
現状では青軸に見えます。
(玉金剛は泥軸ですので、青軸青根なら面白い)

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もう1本も親はちょい柄ですが、子が良くなりそう!

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次は以前にも何回か掲載してきました、
「金牡丹白縞*青海」のF2苗。

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2本ともに黄虎の状態です。
ここから白縞が出るかどうか?ですが、
出れば相当に運がいいといえます。
(縞の確率は玉聖の黄虎よりも圧倒的に低い)

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この交配種、どうにも変な癖が出てしまう傾向にあります。
苗の初期段階で凝ったような体になってしまう事が多いです。

こんなんを「玉聖」として売っている業者さんもいるようですが、
ちょっと注意が必要です。

低確率とはいえ「白縞が望める」という意味では個人的に好きです。

お次は、玉聖の縞です。

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1本は完全なる縞個体です。

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お客様から取り置きを依頼されていたのですが、
キャンセルが出ましたのでUPに至りました。

元々かなり派手な個体ですが、上から落ち着いてきた縞になっていますので、
この冬を乗り切れば来年はいい柄になるのではないかな???

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もう1本は黄虎と見ていましたが、上から縞っ気が・・・。

黄虎に縞気配は珍しいので、今後が楽しみですが、
こういった縞は幻のごとく消える場合も多いので、
その辺りも計算に入れてください。

以上、6点が今年最後のUP品となります。

暮れは何かと物流が混乱しますので、
12月の7日辺りで通販サイトも〆たいと思います。
よろしくお願いいたします。

先日、専門店の方が来年のカレンダーを持ってきてくれました。

「黄玉聖」がデカデカと掲載されていました。
あれだけ引き伸ばされた写真を見ると凄いですね・・・。

驚いたのが「紅無双の虎」が載っていたことです。
なかなか上手に作りこんでありました。

この品種については、前にも書きましたが、
ダメにしてしまう方があまりにも多かった・・・。

どうにかしてもっと丈夫な品種に改良しようと思い立ち、
大聖海との交配を試作しました。
簡単に書いていますが、10年計画の試作です。

この春鉢上げした品種に「大無双」と「大聖海」の交配種がありますが、
それもその試作品の一部です。

多重交配ということになるので、
様々な個体が出来上がりました。

全体的な傾向として、羅紗が弱いという感じです。
弱いというよりは殆ど無いに等しいくらいかな?

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それぞれ特徴のある苗を4鉢揃えてみました。

まずは、紅無双の虎タイプ!

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無双丸の虎タイプ!

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同タイプですでに縞が少し流れてきている苗も ↓ ↓ ↓

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あと「青」ながら既に縞だけ出ているタイプなど、いろいろ出ました。

以前の無双丸虎や紅無双の虎と決定的に違うのは、

「大聖海」の柄を引き継いでいる個体は縞が出てくるという部分です。

現状、黄虎でもいずれ縞が出てくるとなると楽しみ倍増です。

まあ、これは「黄玉聖」も同じことが言えますが、
確率的には、1割か2割程度かな?と考えています。

話は変わって・・・

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↑ ↑ ↑ ↑ ↑ 「十二単」交配の縞です。

以前にも掲載しました。

なかなか容姿が決まらなかったので、何回か十二単の花粉で戻し交配かけてきました。

ようやくここまで来ましたが、それでも個人的にはイマイチかなと・・・。

どうも本ちゃんのように「シュッとした」というか「凛とした」というか
(表現が下手ですみません・・・)

本来の容姿に決まらないのが若干悔しいですね。

でも数は出来ていないので、まあ希少品ではあります。

この先作りこんでどう変化していくかは、作り方にもよると思いますが、
極力明るめに作って、締まった木に育ててください。

以上、5点ほどが新しいUP品となります。
実際のUPは明日以降になると思います。

今季もそろそろネタが尽きてきましたが、
もう少し頑張って面白い苗が無いか探してみます。

よろしくお付き合いくださいませ。

それではよい週末を!!!

前にも書きましたが、今年は培養中のボトルにカビが大量発生しました。

なんでしょうか?????

暑さだけではないように思います。
原因を究明しなければ・・・です。

こういったことは時々起こりますが、そのたびに実生作業が嫌になってしまいます。
今年は今までになくひどい年でした・・・。

昨日も新たに被害苗を見つけてしまって、ぎゃふんとしました。

それも一番大事にしていた苗です・・・

泣きたいな~~。

しかたがないのでボトル出ししました。

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↑ 無双丸の白縞です。

最高の上柄です。

こんなんめったにお目にかかれません!!!

春まで培養で来たら、一回りは成長したでしょうが・・・。

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↑ 轡の大聖海芸です。

こりゃ小さすぎて春まで持つか??????

でも、まあめげずに培養作業を継続しますです・・・。


さて、本日も通販の方へ少しだけUPさせていただきますので、
ブログにも掲載しておきます。

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玉童に大聖海を掛けてみたものですが、あまりいい木はできませんでした。
中でもこの1本だけが綺麗に晴ぜそうな雰囲気ですので、
UPさせていただきます。

まだ春出し半作苗なので陽を採ってません、来年からは採光強めに作れば、
玉聖同様に黄虎冴えてくると思います。

運が良ければ縞も!!!

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もう1本は、こちらも「大聖海」絡みですが、相手は奄美の豆葉です。
いまはまだ小さい苗ですが、どこかで木に勢いが付けば、
奄美独特の大型な豆葉になります。

虎に出てすでに紺縞が少し見て取れます。
なかなか渋い縞ですが、面白い木になると思います。

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こちらは、「松の誉」の交配種の縞です。
地味~な柄が親、子にも出ています。

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殆どが摺り斑のようなチョイ縞ですが、
これだけ親子にそれぞれ出ているのは珍しいです。

個人的には、こういった傾向がいずれは覆輪に大化けするような気がしてなりませんが、
長期スパンで遊びながら作るには面白い木だと思いますが・・・。

「松の誉」は上の木以外にも1本UPしておきますので、
よろしくお願いいたします。



今年はいつまでも暖かでのんびりしてしまいますが、
そろそろ冬の準備もしなければなりません。

通販もあと何回UPできるか・・・ですが、
できるだけ頑張ってUPするようにします。

さて、今日準備したのは4点です。

1点目は「派手派手・覚王山」です。

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鉢づくり4作目に入りましたが、一向に成長しませんで・・・
こういった木を作れたら実生木の作に自信が出るんですけど・・・

2点目は「玉聖の虎」です。

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全国大会に出品された「黄玉聖」と同じ品種です。
専門店の方の話では来年のカレンダーにも載るそうで、
「宣伝になるな~」と言われちゃいました・・・。

まだ半作で陽を採ってませんが、炙るとすぐに晴ぜます。

出品作品のような木にするには5~6年作りこむ必要があります。

3点目は「花纏の縞」です。

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一応書いておきますが、今春のボトル出しなので当然花は未確認です。
今のところ同じメリクロン栽培の「青」からは咲いているようなので、
この木姿からすれば咲くと思います。

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幽霊子が付いてます。
いつ溶けるかと見ていましたが、今のところ持っているようです。
少し上から緑素が出てきたようにも見えますが・・・。

4点目は「奄美の縞」です。

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昨年のボトル出しで鉢作り1作になりました。

個人的には、中透け気味だった子が気に入っていましたが、
柄は散ってきましたかな?

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この木の悩みどころは、
日に日にでかくなる「青の子」をいつ外すか?????というところです。

もうすでに親だったはずの柄の芽が徐々に埋もれてきてしまっています。

外したくとも派手すぎて(怖くて)外せないという部分で考えると、
もう1~2年はこのままかな・・・???

「青」に助けてもらっているという側面と「青」に成長を持って行かれているという側面とあると思うので、
そうなるとどこかで決断しなければなりません。

いや難しい・・・




タイトルの組み合わせで、今年最高の無双丸白縞が2本だけできましたが、
小さかったので、鉢上げを1年見送りました。
来年は成長していると思いますので、お楽しみに!!!

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この3本は、同じ交配の同じ種からできた長葉の白縞です。

単純に「織姫」に帰ったと思うかもしれませんが、
そうではありませんで、なかなか面白い木になっています。

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ラベル「A」の木は、しっかりと軸に泥が入っています。

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ラベル「B」の木は、恐らく青軸でしょうが、巾のあるボリューミィな木になりそうな予感がします。

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ラベル「C」の木は薄い泥軸のようです。

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中斑気味の美しい子が付いています。

いずれも実生の種木には最高の1本になると思います。

もし、実生にチャレンジする方がいるようでしたら、
こういった木をセルフすると手っ取り早く結果が出ます。

「この木を実生したら同じような長葉が出るのでは?」とよく聞かれます。

ところが面白いもので、この木にも「無双丸」の血が確実に流れています。

なのでこの木を実生すると無双丸の白縞が出てくるのです。

ただ確率はかなり低くなります。

恐らく1000本培養して1本あるかどうか位でしょうか。

まあ、そんなことを書いても最近は実生をやろうという方もいなくなっちゃいましたけど・・・。

上の3本も通販サイトへUPさせていただきますので、
よろしくお願いいたします。

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