芳香風蘭無限彩Ⅲ

実生・富貴蘭の専門園 「駿河待庵」 のブログです。 

通販用のサイトは http://surugataian.ocnk.net/ となります。

お問い合わせメールは surugataian@sage.ocn.ne.jp までお願いいたします。

ヤフーオークション出品中の商品はこちらへ!
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ちょっと実験的な企画です。

オリジナル品種の作出には10年が掛かると何回も書いてきました。

10年と一口に言っても気の長い仕事です。
オギャ~と生まれた子供が小学4年になるまでの年月ですから・・・。

ただ、それだけ時間を掛けた一仕事は面白いには面白いです。

ビジネスと考えると本当に辛いことが多いですが、楽しみでやるとしたらムチャクチャ楽しいと思います。
ただ、個人で一から培養を始めるとなると、技術的・資金的な面でもなかなか難しいものがあります。

そこで、考えたのが当園での代行です。

趣味家の方に限定します。

趣味家の方も利殖目当てにしないでください。
まず失敗します。

何故なら、今もくろんだ交配種が10年後に売れる保証は無いからです。
極端に言えば10年後に富貴蘭市場が残っているかどうかも判りません。

ただ趣味で楽しむ分には20年でも30年でも行けると思います。
自分だけの楽しみですから・・・。

交配種付はご自分でなさってください。

当園は種をいただいて播種から培養作業を代行します。
秋に播種したものを翌年から4回に分けて移植していきます。
順調にいけばそのまた次の年の春にボトル1本分をお渡しすることができます。

交配種F2を狙うのであれば、その苗を更に親木に成長させることになります。

成木になり花を付けて更に実生(F2)します。

上手くいけばそれがあなただけのオリジナル品種となります。

なぜ10年か?という部分を詳しく例に出して書いてみます。

例えば今年2015年に玉金剛と織姫の交配を狙ったとします。

A) 夏にどちらかを母体にして受粉させます。

B) 種が取れるのが秋です。

C) 秋に撒いた種は暮れごろにはプロトーム化します。

D) 年明け2016年~移植を開始します。移植回数は全4回となります。

E) 翌年、2017年の春には鉢上げできます。

F) 上手な方で2年、下手な方でも4年で花がきます。

G) まあ初花が2021年としておきます。ただしこの花は見送ります。いい種にならないからです。

H) 2022年、やっとこさF2目指してのセルフ種付です。

I) 2023年、移植作業

J) 2024年、ボトル出し!!!

まあ簡単に書くとこんな感じです。
上の例ではざっと9年ですかね・・・。

ただ、これはすごくうまくいってのスケジュールです。

この間には様々なハードルがあります。

例えば・・・

A・・・種が付くかどうかのハードル。
B・・・酷暑の夏を種が持ちこたえるかどうかのハードル。
C・・・種がプロトコーム化できるかどうかのハードル。
   当園では毎年3割程度は発芽せずに失敗で終わります。
D・・・コンタミ発生のリスクは常に付きまといます。
E・・・鉢上げ可能な苗となているかどうかのハードル。
F・・・何年たっても花が来ない木も出てきます。

F2狙いの段階でも上記と同等のリスクがあります。

そして何より落ち込むのが最後の最後で期待したものが出来ない場合です。

これを聞いたら腰がドン引けすると思いますが、正直に書きます。

当初の狙い通りに玉金剛の白縞が出来る可能性は1割以下です。

10年掛けてもただの玉金剛に戻ってしまうケースが90%以上だという事です。

ここに「実生は苦労の割には報われない」という定説が生まれる訳です。

それでも「夢を見たい!!!」とお考えの方は、私が協力者になります。

1種の播種から1ボトルお渡しまでの1サイクルを1万円でお受けいたします。

詳しい手はずなどご質問等ありましたらお気軽にメールしてください。

お電話だと出れないことが多くなりますので、メールの方がありがたいです。

今後1サイクルの培養過程など動画などもまじえてUPする予定ですので、お楽しみに!!!


さて、ボチボチと再開したいと思います。

今年は極端に不作の年となりました。
まあそんな年もあります。

それでも少しだけ面白い苗が出来ましたので、徐々に紹介させていただきます。

この春のボトル出し苗は、通常通り通販UPは秋からとなります。

1品種目は、、、

P5090018

吟風(縞)*卑弥呼のF2交配種です。
1本だけ縞が出ましたが、一早く売れてしまいました・・・。
柄は地味でしたが、良くなればどこぞの展示会にも出てくると思います。

残りは全て「青」ですが、後々縞が出てくる可能性はあると思いますので、
作り込むのが楽しみな1本になると思います。

2品種目は。。。

P5090012

以前にも掲載しました、「鶺鴒」と「大聖海」のF2交配種です。

鶺鴒の芸は出ませんが、奄美の豆葉+大聖海芸といった感じ!

半作すれば黄虎が派手になると思います。
後は縞がいつ出るかの問題ですが、確率的には半々でしょうか?
私もまだ判りませんので、ちょっと自分で作ってみたい気がしています。

もう一品種は、、、

P5090016
P5090015

羅紗地の白虎芸です。

これまで羅紗地の縞は作りましたが、白虎は初めてかな?
個体差がありますが、これなんかはなかなか綺麗に出ています。

上記はいずれも店頭販売品となります。
秋からの通販用にも少し残しておきますので、通販ご利用の方は少しお待ちください。

随分と更新が止まってしまいました。
どうもすみません・・・。

一旦真冬並みの寒さに戻った辺りで体調を崩しました。
しばらく寝込みましたが、ようやく仕事に戻りました。

完全に作業が中断しましたので、ボトル出しも途中で止まったままです。

どうにか来週中には完了させたいと思います。

通販の方はGW明けごろからの再開となってしまいそうですが、
またよろしくお願いいたします。


急に2,3日寒い日が続きます。
今日の朝は外気温2度程度でしたので、
鉢上げ直後の苗はビックリしていることでしょう。

さて、本日はここまでのボトル出しの状況をさらっと記しておきます。

土佐緑*紅天狗(f2)

蟷螂*紅簪(f2)

豆葉の縞*紅簪(f2)

双華丸*土佐緑(f2)

双華丸*紅嚇殿(f2)

火影*朱天王(f2)

富嶽*濃色紅花(f2)

いずれも苗は少数ですので、ご希望あればお早目にお願いいたします。

当地連日の雨模様で少し肌寒い感じですが、予定通りにボトル出しをスタートさせました。

今年の鉢上げ開始は件名の2品種からとなりました。

花物の交配種はなかなか難しいものがあります。
違う品種同士を掛けてf2まで持ってきても期待通りに咲くことはまずありません。
それでも何か出るんじゃないかと毎年のように懲りずに続けてきました。

今日ひとつ驚いたことがありました

なんと「龍王の剣*紅簪」の1苗に花芽が付いていたのです。
その現物がこれです。

P3210002

悲しいのは、瓶出しの際に花芽が判らず手荒く出してしまい、
肝心の花芽が折れてしまったこと・・・

まあ、しょうがないことですからあっさりと諦めます。

ボトル内での花芽は何年ぶりでしょうか?
我が実生人生の中でも2、3回しか経験していませんので、とても珍しい現象です。

ボトル内で開花したことはありませんが、狭いボトル内ではたぶん開花までは無理だろうと考えますが、
成長の速いセッコクではボトル内で開花するケースもあるようです。
風蘭ではなかなか難しいですね・・・。

さて、午後は外出しますので、今日の作業はここまで。

花物品種は数が少ないので、もしご希望ありましたらお知らせください。

今年も春の気配がそこいらで見え始めました。

冬場だんまりのフウラン達もそろそろ動き出しの準備をしているころだと思います。


当園もやっとこさ棚の修復作業が終わりましたので、明日からボトル出しの作業に入ります。


今年はボトル苗が極端に少ないので、鉢上げ作業もそれほどは掛からないと思いますが、

それでもすべてを出し終えるには一月は必要かと思います。


恐らくGW頃には棚も賑やかになっていると思いますので、

当地へお越しの際にはお立ち寄りください。


面白い苗が出せるようなら、このブログへも掲載するようにいたします。


通販の方は来月(4月)の下旬には再開したいと思いますが、

例年通りボトル出し直後の苗は発送を控えますので、

当面は1作以降の苗のUPになると思います。

またそちらの方もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

昨年11月のOCNブログ閉鎖に伴い、一時的に引っ越しを余儀なくされた当ブログですが、
こちらのブログで再開することにさせていただきました。

いろいろな方法を検討しましたが、一番扱いやすそうな「live door」さんにお世話になることにいたしました。

何回も移転してしまい申し訳ありませんでしたが、しばらくはここで落ち着くようにしたいと思います。

昨年に一時移転した「goo blog」の方は参考資料としてそのままの状態で置いておきます。
OCNからの移転の際にデータの一部が移転できなかったようですが、
データの修復まではしておりませんのでご了承願います。

これからは実生の現場なども紹介しながら、もう少しつっこんだ内容にしていきたいと思います。
いまの時点ではブログも開設したばかりでペラペラですが、徐々に充実したブログに育てていくつもりです。
どうかこれからもよろしくお願いいたします。





はじめまして。

実生富貴蘭の専門園「駿河待庵」の園主・曽根と申します。

当ブログでは当園で作出されたオリジナル品種の紹介などを行っています。

お気軽にお立ち寄りください。


さて、唐突ですが当園の販売品種2本をご覧ください。

P5090017

向かって右側の大きな木は「卑弥呼」の本性品の割子です。

その隣、小さな木は「卑弥呼」の実生交配種です。

この2本が同価格で並んでいたとしたら、どちらを購入しますか?

もちろん本性品ですよね!

何の説明もなければ、私も当然本性品を手に取るでしょう。

写真のような実生のちっさな苗は10年たっても本性品には追いつくことができません。

P5090018


ただ、この2本の違いがこんなだったらどうでしょうか?

本性品の卑弥呼から偶然縞が出る確率・・・100,000分の1(実際はもっと低いはずですが)

縞品種との交配種の卑弥呼から縞が出る確率・・・100分の1(実際はもっと高いと思います。)

こう説明されると断然実生品が面白く見えてきます!

上の例で出した卑弥呼はほんの一例ですが、縞が出るように縞品種と卑弥呼を交配させて作出されているからこそ可能性が高く出るわけです。

その作出には10年の年月がかかっていますので、そう簡単には真似が出来ません。

掛けた年月だけ面白い苗が出来る確率が高くなってくるというわけです。

富貴蘭の楽しみの一つには作り込むことによって「変化」が出てくることがあります。

実生交配種にはその変化が劇的に起こるので楽しみがより深くなるのです。

そんな深みにはまり方はどうぞ当ブログの深部へお進みください。

P4280008

話変わって・・・上の苗はもっか培養中の苗ではありますが、品種は「花纏の白縞(ルビー根)」です。

恐らく今の時点では誰も目にしたことが無い品種かもしれません。

実生は不可能な「花纏」のそれも白縞ルビー根の木が存在するというのが、当園の深みの一端です。

何故可能なのか???

そのあたりの情報は徐々に掲載していくつもりです。

当園では、こんな具合に毎年様々な新品種を世に送り出しています。

そして、その情報発信の大本がこのブログになっています。

少しでも実生富貴蘭に興味を持たれた方は当ブログへお立ち寄りくださいませ。

掲載した記事や品種など、なんなりとお気軽に照会いただければ嬉しく思います。


さて、私どもが作り出す実生品ですが、その作りには少しだけコツが必要です。

既存の富貴蘭よりも幾分かデリケートだということが事実あります。

そのコツが理解できていないと「実生品をダメにした」という声につながります。

ですので、そんな実生品に対しては、とにかく作りが不安という方も少なくありません。

そんな方には丁寧に作り方もアドバイスさせていただきます。

当ブログでも作り方などを掲載しておりますので、どうか参考になさってみてください。

もし、試しに実生品を作ってみたいと思われるようでしたら、ご一報ください。

当園で面白い変化の出てきそうな実生苗を無料にて進呈させていただきます。

直ぐに作りだせるように素焼きのラッパ鉢と共に梱包して発送させていただきます。

※ 当園の実生苗のお買い上げ経験の無い方、
  もしくは以前お買い上げいただいたけれど、枯死させてしまった方、限定とさせていただきます。
  
※ おひとり様1回、苗1本限り。

※ 品種は豆葉と縞木との交配品種ですが、選定はこちらにお任せ願います。

※ 数には限りがございますので、限定数終わりましたら無料進呈は終わりとさせていただきます。

(ちなみに今回例に出した卑弥呼交配は別途販売させていただきます。)

いい勉強になるようになるべく鉢上げ1年未満の苗を選別します。

もしよろしかったら、その苗をじっくり作り込んでみてください。

2年、3年と作り込むうちに既存風蘭にはない実生品の変化に驚かれると思います。

4年、5年と作り込んで花が咲くころには、実生品の扱いにも慣れているころかと思います。

そうして実生品の作りに自信がついてから豆葉の縞品種などでも手に取られてみたらよろしいかと思います。

冷やかしに当園にお越しいただいて見学されるのも一向に構いません。

ご予約いただければ、できるだけご都合に合わせますので、いつでもお気軽にお声掛けください。

このブログがあなた様の富貴蘭栽培の引き出しの一部になれたら幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

【実生苗無料進呈のご希望について】

トップページのメールアドレス宛に「無料実生苗希望」とタイトルを付けて、

お名前、ご住所、電話番号、配達希望時間など記載の上メール送付してください。

荷造り発送には少しお時間いただくかもしれませんので、日どりの指定はご遠慮ください。


駿河待庵 曽根

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