芳香風蘭無限彩Ⅲ

実生・富貴蘭の専門園 「駿河待庵」 のブログです。 

通販用のサイトは http://surugataian.ocnk.net/ となります。

お問い合わせメールは surugataian@sage.ocn.ne.jp までお願いいたします。

ヤフーオークション出品中の商品はこちらへ!
http://sellinglist.auctions.yahoo.co.jp/user/fugaku0713

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いままで何度も書いてきましたが、富貴蘭の品種の中にはどうしても実生ができない品種があります。
「金牡丹」はその代表選手ですが、他品種との交雑で面白い苗が取れることがたまにあります。

写真のような苗はそんな面白そうな一例ですが、現状は豆葉の金牡丹芸に見えます・・・。
根も綺麗な根をしていましたから、なんとなく期待しているのですが、
「金牡丹交配」に限っては期待を裏切られ続けてきたので、
経験上過度な期待はしないのが一番と心得ています。

今回のような苗も半作後は恐らく「黄虎」になってしまうような気もしますので、
まあ「のほほん」と構えながらも大事に作り込みたいと思います。

数は10本程度はあるようなので、秋まで店頭販売せずに、通販用に残しておきます。


風蘭栽培に使う「鉢」については人それぞれのこだわりを感じるところです。

人によってはプラ鉢が一番という方、もちろん素焼き鉢と言われる方、
汚れが目立つので素焼きは嫌いだと言われて楽鉢で揃える方・・・。

それぞれ試行錯誤されたうえで納得してお使いになっているようなので、
それで上手く作れるのであれば、それが一番なのです。

いちおう当園ではすべて素焼き鉢にて作り込んでいます。

以前にも書きましたが、「唐錦」などを上手く作れない方に素焼きのラッパ鉢を勧めたら、
とても上手に作れるようになったと喜ばれました。

素焼きのラッパ鉢の良さを痛感するのが夏場でしょうか。
蒸れが心配な時期ですが、夕刻に水やりしたものが翌朝にはよく乾いてくれています。

ラッパ鉢もいろいろ種類があるようですが、単価が高いものもあるようで、
全てをそれで揃えるとなると案外財布が痛みます。

大事に作りたい品種だけを植え込めばよろしいかと思います。

通常の素焼き鉢の場合ですが、あまり小さいなサイズですと乾燥しすぎる場合が多いようです。
実生苗の場合は冬場の管理などで注意が必要です。

当園ではボトル出し直後の苗を3.5寸サイズの素焼き鉢に
4芽~5芽ほどの苗を寄せ植えにしてあります。
概ね2年間はそのままの状態で作り込みます。

時々、なんで寄せ植えなんだと質問される方もおりますが、
実生の幼苗を作り込む場合は、寄せ植えをして苗同士成長を競わせると、
なかなか良くできる場合が多いようです。

ボトル苗などを購入される場合があるようでしたら、是非とも参考になさってください。




いつもご利用ありがとうございます。

本日は当園のメールアドレスの変更についてお知らせさせていただきます。

いままで使用してきましたアドレスは何十年も使ってきましたので、スパムが多くなってきました。

お客様からの問い合わせメールをうっかり・・・という可能性も出てきましたので、

新たにひとつメールアドレスを設けました。

アドレスは当ブログ上部にも掲載させていただきました。

旧アドレスも当分の間は使用しておりますので、お使いいただいても構いませんが、

できましたら新しいアドレス宛にお願いいたします。

それでは本日は新メールアドレスのお知らせまで。

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「轡虫の縞」のメリクロン苗です。
縞の気配は全くありません。
残念無念・・・。
遺伝子は継承していると思いますので、この後出てくれることを祈ります・・・。

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こちらは「舞鶴の縞」の変化種です。
葉が伸びてきてしまっていますので、豆葉とは言いにくいですが、付は波型です。

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やけに間延びしたように見えますが、人工光源の弱さです。
採光強めに作れば、も少ししまってきることと思います。
柄は綺麗に出ています。
特に上から上柄になってきましたので、今後が期待できます。
まだ馴化しておらず葉がペッタリと閉じたままです。
恐らく葉が開いてくれば葉幅のあるいい木になってくれると思います。

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最後は昨年も少し出しましたが「紀州雪虎*青海」のF2です。
3本しか取れませんで、残り2本で終わりです。

最上柄の1本がGWに売れてしまいました。
本当に綺麗な白虎でしたが、写真を撮る間もなく出てしまいました。

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残りの2本もまあまあの柄ですが、上手く作らないと暗むかもしれませんね・・・。

以上、今日は春出し直後の苗をUPしてみました。

最近は本当に良質の水苔が少なくなりましたが、まだまだ探すと良い品が手に入るようです。

当園ではもっぱらニュージーランド産の水苔を使用しています。

実生風蘭には保水力が高い水苔の使用をお勧めします。

国産も何回か使いましたが渇きが早いので油断するとカラカラに乾いていたりします。

その点ニュージーランド産は保水力が高く水やり後ある程度安心していられます。

たっぷり水をあげて2,3日家を空けるといったことも可能かと思います。

風蘭の苔の撒き方はそれぞれ個性が出るところですが、
実生品の場合は中に空洞を作らなくても構いません。

それで表面がカラカラになっても中の水苔が水分を補ってくれる場合がありますので、
冬場の管理などには都合がよい場合が多いです。

過去の記事で「テレポスト」などのコンポストを使った例を紹介しましたが、
興味があるようでしたら、そのあたりも参照してださい。

驚くべきことに春出しの苗にその年の秋に花が咲いた例が何例もあります。
実生のサイクルを縮めたい場合には、とても使えるアイテムになります。

余談ですが、私の知り合いに国産の山取水苔をオークション出品している方がいます。

ヤフオクIDは「ra12ta19」という方です。

今年は既に終了してしまったかもしれませんが、この方の水苔はお勧めです。

私も何回か使いましたが、フウランが喜ぶのが判ります。

彼曰く「天然だからミネラル豊富」ということらしいですが、確かにそうかもしれません。

輸入品は消毒してあるみたいですからね・・・。

ただやはり国産山取となると水の渇きはすこぶる早いです。

常に作場に目を配れるようでしたら、こういった苔を使うのもとても良いことと思います。

何故なら乾いて水やり乾いて水やり・・・・この繰り返しの間隔が短くなるからです。
そのことで風蘭は最高に良く作れるようになります。

ですから、作場の風通しというのも重要なポイントになる訳ですが、
幸い当地は知る人ぞ知る強風地域ですので、地の利は効いているようです。

水やりのポイントでは無いですが、風の通りの悪い作場では、扇風機などで
空気の流れを人工的に作り出す工夫も必要になると思います。

余談も入りましたが、書きながら気が付いたので紹介させていただきました。

実生フウランの栽培にとって「水やり」ほど大切な管理はありません。
これですべての良し悪しが決まります。

一番よろしくないのが、他の人が「週に何回だからわたしも・・・」というパターンです。

それぞれ作場の環境は全く違いますから、どんなに巧みな方がそう言われても、
あなたの棚にそれが当てはまるとは限りません。

基本は乾いたらやる・・・ということでいいと思います。

真夏と真冬は少なめに。
成長期にはたっぷりと・・・!!!
水圧を下げてじっくり苔を濡らしてください。

実生のフウランは種まきから鉢上げされるまでの間(通常約1年半)ずっと寒天培地に根を沈めています。

つまり水が切れるということを経験していないわけです。

風蘭栽培に置いては「水を切る」ことを声高に言われる方も少なくないですが、
実生フウランの場合は完全に水を切ると具合が悪い場合が出てきます。

特に冬場の管理で迷いが出る方が多いようです。

当園では比較的温暖な土地(静岡県中部)に棚を構えていますので、作りやすい環境ではあります。

冬場の最低気温は低くても-4度程度です。
まあ十分の凍りつく気温ではあります。

それでも乾いたら普通に水やりします。

当園はアルミ温室1棟、ビニール温室1棟での管理ですが、最近は油代もばかにならないので作場は無加温です。

水やりした翌日に氷点下という日も何度もありますが、それでどうこうなるということはありません。

むしろカラカラになるまで乾燥させてしまう事の方がリスクが高くなります。

私がお客様にお勧めしているのが「霧吹き」です。

例えばコレ ↓ ↓ ↓

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昨年の春出しの苗ですが、冬に至るまでに葉が開きませんでした。
何かしら機嫌を損ねたと思われますが、こういった苗は冬どう管理するのかという不安が出ます。

こういった苗は水を切ったら春を待てません。
ようやくポカポカしてきた頃に気が付くと葉がポロポロ・・・

そうならないためには霧吹きが最適です。

毎朝、そこそこの量で構わないのでせっせと霧吹きを行います。

それさえあれば水やりは無くてもOKです。

成長期には水やり+霧吹きしてあげると木は最高に喜びます。

やられたことが無い方は是非とも試しにやってみてください。

お勤めのある方は毎日というのが大変かもしれませんが、やるだけの価値はあります。

さて、そうこう手を掛けてあげてるうちに最初不安定な実生苗も鉢に馴染んできます。

鉢作りに馴染んだら水やり後に一旦は乾かしてあげます。

蘭の類は全てそうでしょうが、一旦乾くという過程が案外重要になってきます。

乾いて水やり乾いて水やり・・・という事です。

このサイクルが短ければ風蘭はよく育ちます。

恐らく風が良く通る棚では成長期にたっぷり水やりしても翌日にはすっかり乾いていると思います。
そういった棚では毎日水やりもできますし、最短のサイクルになります。

つまるところ風蘭の名の通り「風通り」が良い場所が適しているということですね






「黒牡丹」セルフF2苗を3本ほどUPさせていただきます。

1本目はノーマルな苗。

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も少しべたべた~とくればいい感じですが、この辺りが精いっぱいか?
根は泥根です。
運が良ければ縞が出てきますので、気長に楽しめる1本です。

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もう1本は葉詰まりのずんぐり容姿が独特な個体!

付けも波型が少し混在しているので、何かの拍子に豆葉になりたかったのでは?と思わせる1本です。
やや紺性薄いので陽を採ったら晴ぜてきそうな感じもしますが、ここまでは暗めに作ってあります。

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もう1本も似たような苗ですが、上の苗より更に極小です。
墨ベタベタの豆葉になれば面白いな~と見ていますが、なんせ成長が遅すぎて。。。
実生に相当慣れた方でないと作り込めないかと思います、念のため。



今季最初のUP品は、すでにおなじみの「玉聖」です。

今年は満足な苗が出来ませんでしたので、昨年の残り物です。

1本目は青軸青根の黄虎タイプ。
しっかりしていますので作りやすいと思います。
後は縞が流れてくるのを待つばかり!!!

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2本目3本目は青のチョイ縞苗です。

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↑ は擦り斑のような白縞が入っています。
継続はどうかな~・・・。

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もう1本の ↑ 方が堅いと思います。
親の下葉と子には案外しっかり出ていますの、子の成長をじっくり待ってみる価値がありそうです。

いずれも通販サイトへのUPとなりますので、よろしくお願いいたします。

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万葉冠*金牡丹(白縞)のF2交配種です。

も少し墨が濃くのってくるといい雰囲気になるのですが、いまはまだこの程度の1作苗です。

作り込むと金牡丹の血・白縞が出てくる場合があるので、そのあたりを期待して作るのが楽しめます。

根はルビーでは無いですが、そこそこ綺麗に動くことがありますので、

作でいろいろ試してみるのが面白いかと思います。

当園の商品をご購入いただいた方にお願いいたします。

商品に対するレビュー・ご意見、ご感想などありましたら、お寄せ願います。

独自の栽培方法や富貴蘭と接するスタンスなどでも結構です。

ほかの趣味家の方々の参考になれば、当ブログにて掲載させていただきたいと思います。

もちろん掲載に際しまして個人情報の掲載は一切いたしません。

匿名にて内容のみ掲載させていただきます。

掲載させていただいたご意見を送っていただいた方には何かお礼を考えさせていただきます。

どうかご協力のほどよろしくお願いいたします。

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