芳香風蘭無限彩Ⅲ

実生・富貴蘭の専門園 「駿河待庵」 のブログです。 

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春先に少しだけ掲載しました「牡丹錦」と「金牡丹白縞」の交配種ですが、
数が少なく店頭ですぐに売れてしまいました。

通販用と当棚での観察用にと思い、
夏の初めに無理無理、数本をボトル出ししました。
(無理無理といのは、ほんとは来春用の苗でした。)

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個人的には面白い木だと感じていますが、
初めての鉢上げでどう作ればベストなのかが私にも手探りです。

この交配も20年以上掛かっていますので、
個人的には思い入れが大きい品種です。

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柄は概 ↑ ↑ こんな感じであります。

根はいまのところ春出しした苗の根はルビーでした。

この夏だし苗は鉢作りしての根の色は未確認ですが、
恐らく来春の動き出しにはいい根を出してくれと思っています。

作が浅いですが、まあ十分冬も越せると思います。

秋を迎えてやや柄が落ち着いてきた個体も見うけられるので、
来年からは明るめに作ってみようかと思っています。

いちおう、今回夏に上げた苗は通販へUPさせていただきますが、
ちょっと癖があるので実生慣れした方でないと難しいと思います。



少し前に「聖無双」で同じような芸の個体がありましたが、
こちらは「大無双」との交配種です。

PB130006

紅無双タイプの葉型が欲しかったのですが、
そこまで愛嬌ある木姿ではなさそううです。

無双丸(聖無双)のようには大きくはならないでしょう。
おそらくコンパクトなサイズで行くと思います。

先の「聖無双」同様に黄虎が出る前に紺縞が出てきました。

PB130005

作年のボトル出しで、かなり明るめに作ったので、
虎が出るならとっくに出ていると思いますが、
黄虎なしの縞だけタイプかもしれません。

こちらの木も通販UPさせていただきますが、
掲載は明日以降となりますうで、よろしくお願いいたします。

当園では斑縞交配の豆葉の縞が多くあります。

皆さんが想像するよりもずっと多くの品種で実験交配をしてきました。

何回か書いてきましたが、そのほとんどは失敗に終わります。

それでも斑縞の長葉が出れば作り込んできました。

例えば、富嶽と紅孔雀の交配では、富嶽に戻ってしまう個体が山のように生まれ出ます。

長葉でも縞があればすべて作り込んできました。

3~4年でかなりの大きさになるので、そこからまとめて出荷という手段になります。

斑縞は見た目がきれいですから、それにいい香りの花でも付いていたら、
富貴蘭の趣味家でなくとも手が出ます。(安ければですが・・・。)

一時はそんな木がとてつもない量で存在しました。

なんせ毎年毎年どかどか出るわけですから、
あっと言う間に作場は満杯状態です。

恐らく何千単位で作ったと思います。

とにかく数を見てきました。

そんな中で斑縞~覆輪へ移行していく木を何本も見かけました。

大量にある富嶽を1本1本丁寧に観察して作る訳ではないので、
どのように変化してそうなったのかは?でした。

出荷を前に植え替えようかと持ち出すと、覆輪になっている・・・
そんな感じです。

相当に低い確率ではあるものの、確実にそういった変化が見られる。
これは自分なりに確信を持っています。

そういったことから、斑縞の豆葉から覆輪へ移行する個体が
必ずや出てくるという自信があります。

最近では「豆葉の斑縞は飽きたよ」などと言われてしまうのですが、
今でもせっせと種を撒いているような訳です。

とはいえ、ほとんどが販売してしまうので、
はたして本当に存在しうるのかどうかが?です。

なんとなくいい雰囲気の木は毎年のように出てきます。
覚王山なんかはいい感じの木が多くありました。
今頃どんなんなってるかな~といつも考えています。

もし皆さんの御棚で面白い変化が見られるようなら、
教えていただければ幸いです。

そんなこんなで、長々と書きましたが・・・

今日は面白そうな2本をご紹介させていただきます。

1本目は「覚王山」です。

こんなん作れるかいというような派手柄でしたが、
子に面白い柄が出てきました。

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親の派手さはすごいもんです・・・。

柄は片側だけですが、覚王山にしては面白い紺縞になっています。

まあ覆輪というわけでは無いと思います。

もう1本は今年のボトル出しで、一番気にして「玉金剛の縞」です。

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こういう柄を見るとぞくぞくしてきます。

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ただ残念ながら次の葉で少しばかり寄ってきちゃっています。

いちおうサイトUP品ですが、お値段やや高めに設定させていただきます。

自分でも経過を観察してみたい欲が少しばかり出てきました。

以上の2点、通販サイトへは明日以降の掲載になると思います。

よろしくお願いいたします。

昨日の記事にも書きましたが、花纏の白縞を1本アップします。

上柄は春に出てしまいましたが、地味柄を残しておきました。

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その内にいい柄が出るかも・・・と思っていましたが、
ひと夏越えて早々と出てきました。

PB020010

よーく見ると子にもいい柄が・・・。
春先には気が付きませんでした。

PB020005

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これは将来が楽しみです。

容姿からは「花纏」の花が咲くと思いますが、
蕾は開いたりもしているようです。

普通なら花までは10年は掛かると思います。

2年ほど前の記事です。

鶺鴒交配の豆葉ですが、今日の1本はその兄弟にあたる木です。

PB020020

虎芸の葉に紺縞が出現しました。

親と子にも同時期に出てきていますので、珍しい現象ですね~。

この先が楽しみな1本です。

何か良い名前でも付けていただけると嬉しいですね。

この木は通販サイトへアップさせていただきますので、
どうぞよろしくお願いいたします。





お客様からまたまた嬉しいメールをいただきました。

確か5年ほど前だったと思いますが、
「花纏」のメリクロンに成功して初めての鉢上げ苗をご購入いただいた方からです。

花纏

見事な木に成長してくれています。

写真を見て私もビックリしました。

何故なら鉢上げ当時はかなり線が細くか弱い苗で、
恐らく花までは10年以上掛かると思っていたからです。

それが半分の年月で花まで持ってくるとは、本業の私も驚きを隠せんでした。

かなり腕達者の方です。

この方のお住まいはマンションの高層階で風が強いとのこと、日当たりも良すぎる・・・。

なんかそのあたりにこのメリクロン苗が嵌った要因があるのでしょうか?
少し私も考えてみたいと思いました。

23区内の友人で風蘭を丹念に作っている友人がいますが、
その方も実生風蘭を上手く作られています。

なまじっか広い作場や温室があるよりも、限られた環境の中で
いろいろ工夫されて作る方の方が上手かったりします。

緋翠

もう一花。

翡翠*朱天王の交配種だそうです。
うまく両方の花が混在しているようでいい花です。

私が少し前に掲載した花が同じような花でしたが、
もったいぶって交配の片親を書きませんでしたが、
実は翡翠と天紅梅でした。

烏になるのは天紅梅の影響があるのだと思います。

花纏ついでに白縞の個体をUPするつもりでしたが、
今日は時間が無いので明日にでもUPします。
お楽しみに・・・


この秋に「覚王山」を数点UPしましたが、
いずれも派手柄ばかりでした。

「もっと地味な柄がいい」とご希望をいただくのですが、
書いてきたとおり派手柄しか残っていません。

やはり作れるか心配になるのは無理もありません。

そこで、当園で種木用に確保してあるたてのよい株を割ってみました。

2本ほど紺性濃いめの子を外してみましたので、UPします。

種木用のいい株の子なので、行く行くはいい木に育ってくれると思います。

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万が一「青」になっても比較的早い段階で縞が復活しますので、
じっくり作り込んでみてください。

貴重な割子です!!!

今週も台風が向かってきますが、こう雨が続くと落ち着きません。
農作物には疫病も出始めていると聞きます。
また野菜が高くなるのかな???

前回の台風もほぼ直撃でしたが、幸い被害はありませんでした。
皆様の作場もご無事でしたか?

当園、スチール温室はまあ安心なのですが、
1棟簡単なビニール温室があるので、
そちらが心配で寝れませんでした・・・。

さて、玉聖については、各方面で花が開花してきているようです。
青海型の花でも色合いに差があるようで、面白い花も咲いてくれているようです。

この道の大先輩から「玉聖」の読み方について貴重なアドバイスをいただきました。

縞があるのを玉聖(たまひじり)と呼び、
青は玉聖(ぎょくせい)と呼び方を変えるというのは如何でしょうか。

とのことでした。

何かの本に「ぎょくせい」と掲載された経緯があるらしく、
殆どの方が「ぎょくせい」と呼んでくれていますが、
私的には「たまひじり」と仮名しました。

でも青の木は「ぎょくせい」という名が似合っている気もしますね。

とりあえず大先輩のご意見を取り入れさせていただき、
区別してみようと思います。

このブログを常時見てくれている方は100人もいませんが、
ご覧いただいている方にだけでもご承知いただけるとありがたいです。

よろしくお願いいたします。

さて、ついでに品もUPしておきます。

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1本は黄虎が綺麗に出始めたタイプ。
今年の春だし苗でウブウブな幼苗ですが、案外シッカリしています。

ここから作り込んで縞が出るのを待つわけですが、
なかなか道のりは長く険しい・・・

ここからどうやって縞が出てくるのかというと・・・
いい見本が出ましたので載せていきます。

2

↑ これも黄虎タイプの「玉聖」ですが、上から紺縞が現れてきました。
ここまで幼苗の段階で縞が出てくることは稀・稀・稀です・・・。
ちなみにこの苗は売れていますので、参考です。

黄虎無くて縞だけってのは出るんですけどね・・・。

もう1本は青の「ぎょくせい」です。

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3作してあります。
殆ど「青海」になってきています。

ただ、縞が期待できるだけに作り込む価値があります。

そうそう、
ついでに・・・。

玉聖じゃないのですが、青海交配を追加で!

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紀州雪虎と青海のF2交配種です。

1作して今は芸が消えちゃいました。
棚がちと明るすぎるんですよね~。

もう一度暗めに作り直してみてください。

ボトル出し時には白虎芸が出ていたので、そのうちに復活してくれると思います。

以上3点はサイトUPさせていただきます。
よろしくお願いいたします。











現在出品中の「緑宝の縞」について何件か問い合わせが来ています。

ヤフオク上のご質問に関しては回答済みですが、
私の回答をご覧の方が「多重交配」についての質問をされました。

私としては簡単に書いてしまいましたが、なじみのない方には?かと思います。

ブログにも書いた覚えがありますが、もう一度おさらいしておきます。

まずは・・・。

交配により豆葉の縞を作ってやろうと考えます。

当然ですが、豆葉品種と縞品種を交配します。

例えば、玉金剛の白縞を狙って、「玉金剛」*「織姫」としておきましょう。

この交配で出来た木は99%全くの青長葉のフウランです。
織姫柄は出ずに豆葉形状にさえなりません。

これを辛抱して作り込んで花芽を付けてセルフ実生します。

ここまで来ると運がいい場合「玉金剛の白縞」ができます。

運がいいと書いたのは、それほどうまくは事は運ばないからです。

最初の交配木を100本単位で作り込んで種木に使用しても
そこから玉金剛の白縞を産む種木になるのは数本です。

それも上手く豆葉の縞になったとしても、
量ができることは無く、僅か数本しか取れません。
うまくプロトコームが取れればそこからは増殖が可能ですが、
プロトコームの増殖は実生よりも時間と手間がかかります。

それでも種木として数本でも確保できれば大成功です。

ほぼほぼ空振りに終わることがほとんどです。

空振りに終わった木は花時期に「フウラン」として花市場あたりへ直行です。

こういったことを繰り返してきて結果が出ないことに
ほとほと疲れてしまった頃に半ばやけになって
そのF1種木に他の縞品種を交配させてみました。

まあ、なんの縞でも豆葉に出てくれればそれでいいと思いましたので、
縞品種の特定が出来なくなっても仕方ないと考えました。

ただ、それによって縞木には近づいても豆葉の形状からは遠のくことが考えられます。

(交配させて出来た幼苗根は、また花芽が出るまで作り込みます。)

確かに豆葉が出来る数は激減するのですが、
面白い縞が出てくるようにもなってきます。

こうして何回にも交配させて来たものを当園では多重交配させてあると表現しています。

金牡丹交配なんかは何重にも金牡丹を入れてありますが、
いまのところ確実な金牡丹芸になった木は出来ていません。

それでも今年鉢上げした「牡丹錦と金牡丹白縞」の交配種は
なかなかよく出来た特殊な芸になっています。

秋の通販用に残してあるので、またUPします。

簡単ですが、多重交配について書いておきました。

ご質問等ありますれば、お気軽にご一報くださいね。






通販サイトへの掲載品です。

「覚王山」

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なかなかお目にかかれない斑縞の上柄木。

一旦、幽霊っぽくなってきたので売り控えていましたが、
3年ほど我慢したらすこぶる良くなってきました。

なので皆さんにも試してもらおうかと派手柄を2本!

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極寒の冬場でも酷暑の夏場でも適度な霧吹きで乗り切ってきました。

「奄美豆葉の縞」

これは春にも掲載しましたが「奄美豆葉」の交配種です。

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ひと夏越して柄が出てきました。

「玉金剛の縞」

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親は青ですが子に柄が出た株です。

何回も書いてきましたが、青でも子に柄が出るという良い見本です。

直ぐに外さない方がいいと思います。
じっくり気長に作ってから・・・。

以上の品は通販サイトへアップいたしますので、よろしくお願いいたします。

※ ここ連日の降雨で苔の渇きが悪くなっています。
  発送にはしばらくお時間頂くと思いますので、ご承知おきください。

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